お燈まつり・お灯まつり  「おとう」に上ってきました。その2

熊野-くまの

 では、前回のつづきです。

次に、患者様達が教えてくれたのは、草鞋(わらじ)です。「草鞋は、買ってきたら一日水につけて下さいね。そして、次の日乾くまで干して下さい。」と そうしたら、一緒に上る事になった患者様の村上さんの奥様が、「水につけるバケツも新しいのを用意した方がいいですよ。 」と 「うちも初めて、上る時に、隣のおばさんが、教えてくれたんです。」と 。弘祥ももちろんそうしようと思っておりました。父が林業の仕事に就いておりましたので、よくお榊やびしゃこなどを山から取って来て水につけておりましたが、そのバケツには「上用」「神様用」などと書いていたからでした。

「松明(たいまつ)も、身長に合わせて買うんですよ。」と 教えてもいただきました。

患者様の村上さんと一緒に上ることに決めまして、ここのぶろぐにも書いている熊野川カヌーマラソン実行委員長で、現在家業の電氣店と気象予報士また、ラジオ和歌山の新宮支局でパーソナリティとして放送を担当また、その他にもいろんなわらじを何足も履く大活躍をしております引本君に一つ聞きたい事があり、連絡を取りました。彼は、新宮市内でも神倉山の入り口に近いふもとで、国道沿いにその電気店のお店があります。現在までおとうには、38回上っているそうです。それで、今回の初上りを伝えたら、「装束良かったら、着せたるでぇ。来るかぁーん」と声をかけていただきまして、当日の4時に村上さん共々伺う約束をしました。

本当に不思議なのですが、診療に次々に来る人来る人がいろいろと教えて下さいまして、午前中の診療を終えてすぐに車を走らせて、装束は、村上さんは、持っておりましたので自分だけ患者さま方に教えてもらった松田仕立屋さんで、2組の草鞋と荒縄は、国道沿いの山口青果店さんで、2本の特大というサイズの松明は、松明作りで有名な上道益大氏のところで買い求めました。

後日、村上さんの奥様が診療に来られた時、「買ってきたものをお渡ししましょうか」と、お話ししますと「主人は、明日休みなので、自分で取りに来る」と言うてるんで、「このままここに置いておいて下さい。」「女人禁制のまつりでしょう、やっぱり。洗濯やアイロンなどは、かけますよ。白装束の着付けも、男の人だけでしますものね。 」と…なるほど、そうです。そうなんだと思いました。

 

次の日、午前中にご主人がお見えになられお持ち帰りになりました。その後、また、奥様から電話をいただき、草鞋は、白足袋を履いて履くのですが、足の親指と人差し指の間がくい込んで痛くなるという事で、いいものがあると5本指の靴下を教えていただいたんで「今から、主人が買いに行きますが、先生も買われますか?」と電話をいただきましてお願いしました。なんでも、これを履いて、白足袋を履くと「痛くならずにいいよ。」と近所の方に聞いたそうです。

 

 

買い求めた五角錐の松明の一つの面に奉納や奉と書きます。他の4面に、祈願を書きます。自分は、「家内安全」と「世界平和」と「日本隆盛」と「病氣平癒」と書きました。病氣平癒は、自分が現在診させていただいている全ての患者様のお体が良い方に向かっていただければとの思いからです。弘祥は健康そのものですので(^_^)。松明には、和紙などにお賽銭を包み込んで、赤や白、金や銀の水引でくくりつけてぶらさげます。お参りにあわせて4つぶらさげるのです。

下の写真が当日我が家にあった用意した一式です。白装束の上と下、頭と首をやけどから守ってくれるフードみたいなもの、松明、荒縄、草鞋、白足袋、さらし、5本指の靴下、白手袋など、

 

        

 

おとうの日は、祈願者として上る上り子は、白いものしか食しません。(昔は、一週間前よりそうしたそうです。)

 

朝食です。白ご飯に、かぶを細かく切ってあえております。しらすに大根おろし。白豆。です。

 

       

 

 

お昼は、こんな感じです。白ご飯におとうふに山芋をかけて塩とお酢で味付け。白いはんぺん。白いたくあん。写真を取り忘れましたが、白いお餅を砂糖で食べました。

 

       

 

土曜日の診療を終えて、上のような食事を取ってから、自分の場合は、お風呂場で行水して、白い下着を身につけ、上に白いものを重ね着して、一式を持って、村上さんのお宅にお迎えに行きそこで、カイロを背中と腰に貼って白装束だけ身につけました。娘さんが、塩味のおにぎりを作ってくれていただきました。時間になり、約束の電氣店にむかいました。

着くとすぐに引本君から今日一緒に上るwbs和歌山放送のアナウンサーの寺門さんを紹介いただき初対面のあいさつをしました。順番に引本君のお父さんの啓五氏に荒縄を巻いていただjきました。荒縄は、七回、五回、三回と奇数回巻きます。自分の場合は、七回巻いて下さいました。草鞋の履き方も教わりました。一番下は、寺門さんが撮られた動画の画像です。

みんなが、それぞれ用意できてからおみきを頂きまして、雪のちらつく中お店の前で記念撮影をしました。

いよいよ出発です。

 

             

 

    つづきます。

 

 

 新宮市?お燈まつり(前編)

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