忍田 光先生の波動とは?の巻

このページは、茨城県のセラピー療術院の故忍田 光院長先生が、生前開設していたホームページに載っていた「波動とは?」という文章を弘祥が、お元氣な頃の忍田先生のおゆるしをもらって載せています。本当に難しい話も出てきますが、よろしければどうぞ、ぜひご一読下さい。

”波動”という言葉をよく耳にします。”波動”という文字の入った本や文章も見かけ ますが、非常に概念的な言葉に聞こえたり、専門的な学術用語にも聞こえたりします。 しかし、めまぐるしい現実の流れから立ち止まって、回りを見渡してみてください。耳を すましてみてください。何か見えますか?何が聞こえますか?目に見えるものだけが見える ものではありません。耳に聞こえてくる音以外にも音はまだまだあるのです。人間の五感で 感知できないこの世界に存在するものが、無数にあることに気づいた時、世界は無限に広がっていきます。英語では波動とは”バイブレーション”つまり”振動”という意味です。 波動とはその振動を持っているものから起こるエネルギーとしてとらえられています。
まず私達人間を”もの”として取り上げ、それをどんどん細かくしていくと最初は呼吸器 とか消化器といったような器官系に分けられます。更に分けていくと、肺や気管支があり、消化器の方は肝臓や胃といういわゆる臓器になります。たとえば胃は更に組織という粘膜 や筋肉に分けられ、これを更に分けると粘膜細胞とか筋肉細胞の細胞になります。私達の体は大体60兆の細胞で成り立っていて、人間の最終単位は細胞にいきつきます。その細胞、及び細胞外物質はたんぱく質や炭水化物といった分子より構築され、その分子を更に分けていくと原子にたどり着くわけです。
たんぱく質だとすれば、窒素や酸素や水素が原子です。この原子は英語では「ATOM」と 言いますが、「A」とは否定形で「TOM」とは分割という意味です。ですから、「ATOM」というのはこれ以上分割できない存在という意味なのです。昔はこのATOM=原子が最小単位だと思っていたのでしょう。
確かに当初は、人間の背丈の大きさから解析したこの世の物理的理論である”ニュートンカ学”が一般的だったのですが、人間が宇宙から飛び出して、更に視野を広げて今度は小さいものをもっと追及しようというふうになると、ニュートンカ学では解釈できなくなり、の結果 アインシュタインの相対性理論とか、ミクロの世界から宇宙の理、物の理を考えるという量子力学というものがでてきたのです。この量子というのは大体、原子1億分の1から1千万分の1くらいの大きさではないかといわれています。
原子までは物として見える”物質”という存在なのですが、このレベルで、物質とはとらえにくいものが2つ考えられていました。光子と電子です。どちらもつきつめていくと大きさがなくなって、光子はいわゆる粒 子としての性質と、波としての性質を持っていてぼうすい形の波と表現 されています。ひと波が―つの単位になるのですが、これが粒子としての性格も現すのでしょう。これら2つの性質でおもしろいのは、波としての存在を検証しようとすると波の性質が現れ、粒子としての性質の検証をしようとすると粒としての性質が現れてくること。波には屈折と干渉という性質がありますが、これは粒子では考えられないことなのです。光子 がぼうすい形で表現されるのは、すでに何種類かの波が合わさってうなりを形成しているからではないかという見方もあります。原子から分子、分子から私達の体や目に見える物質を形成してゆきます。原子のもっと前の段階の量子の持っている波の性質は、その集合体である物質にも波の性質を残しているといえるものをある一点よりも小さくして、その小さな一点の場所を特定しようとすると、この点の運動エネルギーがどれだけの質量を持っているかがわからなくなり、逆にこの質量を特定しようとすると、この点の場所がわからなくなってしまうという不思議な現象が起こります。
なぜならそれがあまりに小さすぎるので、今までの科学がもっているメジャーでは測れないからです。これを″不確定性原理″と名づけています。

量子物理学の中でなぜ”不確定性原理”がものすごく大きな位置を占めているのかというと、量子を理論的に解明しようとする手段が古い物理学の中にしかないからだといえます。またこの世は”ホログラフィー”であるという考え方があります。その考えでいくと人間の体を作っている全ての情報が、60兆の細胞1つ1つの中に入っていることになります。たとえば胃の細胞は胃だけの情報しか人っていないのかというとそうではなくて、胃の細胞の中の核には、脳の細胞など他の細胞と全く同じ情報が入っているのです。
つまり全てこの世のものは相似象であるのです。部分というものを取った場合、その部分はその全体像も示してくれる、それが”ホログラフィー”という考え方なのです。
数学的にはこれを”フラクタル”と言います。その例は自然界の至るところに現れていて、木の枝一本とってみても、その枝は大きな全体である木の形に似ています。枝の部分を拡大すると木の全体の形に相似しています。神経系もそうですし、川の流れだってそうです。
また手のひらとか足のうらを見ることで体全体を診断する技術などもそうです。

バイブレーション=振動
全ては振動であるという発見は何も新しいことではなく、昔の人はちゃんとそのことを理解していたのです。中国の医学で、肝臓や腎臓などの様々なシステムは色と関係していることをすでに理解していたんです

たとえば肝臓のシステムは青色、腎臓のシステムは黒あるいは濃い紫、胃は黄色に関係しているという。そして青も紫も一種のオングストロームという波動です。ただここでいう肝臓とは西洋医学でいう肝臓とはちょっと連って、肉体と心を取り入れたもっと大きなシステムなのです。肝臓は廟癩の廟につながり、肝臓の弱い人は廟癩を起こしやすく、逆にむしやくしやしやすい人は肝臓が弱りやすい。腎臓は恐怖で、常に恐怖のある人は腎臓をやられてしまい、腎臓の弱い人はびっくりしやすいとか。ただ肝臓が青いといっても色ではなく、多分肝臓というシステムが持っている1つの周波数、振動が青の波と共鳴しやすいということなのでしょう。音も整数倍の振動数の音を出していけば、ある段階で光という色の周波数とも倍音関係になるはずなのです。つまり音と色とはあるところでは倍音になっていて、この色はこの音というイコールの関係になっていくわけです。そういう意味では、光や他の倍音を作る波動がお互いに関連し合って、臓器のシステムの波動を乱しているとするならば、正しい波動を当てることによって共鳴作用が起こり、正しい臓器のシステムに治されていくのではないでしょうか。ただし重要なのが波動は人によって違うということです。今までの治療法には個人というものを考えていなかった。科学者が格式ばった定理を作ってしまったのです。しかしこれからは個人の感性を大事にしていきながら、ある程度統一をとって治していくことも大事になってくるのではないのでしょうか。

(以上 セラピー療術院 故忍田光院長先生の生前開設されていたホームページの「波動」より忍田 光先生の許可をもらって転載)


弘祥のひとりごと 

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